SOLA(ソラ)は「日本の農業に一生を賭ける!」を合言葉に、農業に関心の高い学生が集まった学生委員会です。

プロジェクト

伝統野菜プロジェクト

【背景】

現在、日本で流通している農作物のほとんどがF1種と呼ばれる種からつくられています。F1種とは、異なる品種をかけあわせてできた一代目の種という意味であり、この種で作る作物は生産力が高く、形質の揃いがよく、成長の均一性が高くて栽培が容易、という特徴を持っています。  この種の開発が、日本の、そして世界の農業生産性向上に大いに貢献してきたことは言うまでもありません。しかし上記のような利点は、多肥料、多灌水、多農薬という栽培条件下を前提として表れているものなのです。また、F1の農作物からさらに次の代の種をとって育ててみると(F2)、形質は不揃いになってしまうため、販売には向いていません。 そのため、農家さんたちは毎年F1の種を種苗会社などから買うことになります
これに対して、古くからその土地で作られてきた在来種と呼ばれる農作物は、その地域でまだ農薬などがない時代から栽培されてきたものなので、農薬や化学肥料に頼らなくても優れた形質のものが取れるものがほとんどです。もちろん形は不揃いですし、成長の均一性もありませんから、大量生産、大量販売には向いていないのかもしれません。 しかし味や香り、色や機能性ではすぐれたものが多く、さらに、F1は種を種苗業者から買わなきゃいけないのに対し、在来種は純粋な種子を同じ土地で、自分たちでとり続け保存していけるため、その地域で特産品として引き継いでいけるのです。在来種のうち、特に地域に根付いた野菜が伝統野菜と呼ばれ、地域おこしにも取り入れられています。  
TPPで輸入物増加が予想されたり、遺伝子組み換え作物への懸念が広がる中、在来種には今後の「食べる」「作る」「生きる」すべてにおいて注目すべき要素がたくさんつまっているのではないでしょうか。私たち学生にできることはまず自分たちが「知る」こと。そして「発信」することです。それらを達成するべく、伝統野菜の栽培やイベントの開催、農家さん訪問などを行っていきます!


【実施内容】

1. 伝統野菜の栽培
明治大学の圃場を借り、伝統野菜を育てます!種は農家さんや種について活動をしている方からもらったものや、購入したものを使っています。実際に伝統野菜をつくることでその大変さやF1種との違いを知ることができます。          
栽培の様子は随時Facebookページでも報告し、興味がある方には畑へ来てもらい一緒に作業もできるようにしています。

*栽培予定の野菜*  
梨ナス、金町コカブ、小松菜、東京かぼちゃ、小菊かぼちゃ、大豆など

2. 伝統野菜イベントの開催
学生をはじめとした若い人を対象に、伝統野菜を使った料理を味わってもらう、種について知識を深めてもらう、種取体験をしてもらう、などのコンテンツを盛り込んだイベント実施を予定しています

3. 農家さんへの訪問
実際に在来種や固定種を作っている農家さんのところへ行き、農作業のお手伝い、種取体験をさせてもらう。また、自家採種をしている理由や始めた背景などをインタビューのような形で聞き、伝統野菜プロジェクトの発信材料とする。



【プロジェクトメンバー】

井上 有紀(明治大学 農学部 食料環境政策学科3年)
伊藤  陽香(明治大学 農学部 食糧環境政策学科2年)
神座  隼人(東京農業大学 国際食糧情報学部国際農業開発学科3年)
黛  悠太(明治大学 農学部 食糧環境政策学科2年)
岡田  菜緒(SOLA外)