SOLA(ソラ)は「日本の農業に一生を賭ける!」を合言葉に、農業に関心の高い学生が集まった学生委員会です。

マーケティング大作戦 ROF〜果実再興〜

第2回(12/12・13)第3回(12/19・20)販売報告

目的

マーケティング大作戦 ROF〜果実再興〜 今後さらなる衰退が予想される国産果実の需要を特に若年層に向けて開拓し、日本農業における果実生産を活性化させることで、日本の健康・文化・農業に貢献する。

背景

現在、日本の果実生産は危機的な状況を迎えていると考えています。
根拠としては、消費者ニーズに応える輸入果実の増加により、国産果実への需要が特に若年層を中心に減少していることが挙げられます。特に、若年層が好む安い加工済み果実商品(ジュース、缶詰、デザート類など)は輸入品に支配されているといっても過言ではない状況(89.2%が輸入品、2007年)です。
結果として、果実・果実加工品の自給率(カロリーベース)は1960年100%から2007年には41%にまで減少し、毎年、国内の果樹栽培面積は1〜2%ずつ縮小しています。(みかん1,200ha、りんご400ha、ぶどう・日本なし200haが毎年減少)
このままの状況が続けば、国産果実は一部の富裕層や国産果実の割高感に対して比較的、抵抗感の少ない高齢者層(50歳代〜)だけのものとなり、果樹栽培の盛んな中山間地域は耕作放棄が進み、該当地域全体の衰退を招くと考えられます。


中山間地域 ですが、調べてみると果実自体の消費量は輸入量に比例する形で年々増加しており、また、国民一人当たりの果実消費量を国際的に比較すると、日本より果実自給率のはるかに低いスウェーデン、イギリス、カナダ、オランダなどと比べても極端に日本人の国産果実消費量は少なく、日本における消費拡大の余地はまだ残されていると考えられます。
そこで、若年層の国産果実に対する新たな需要を、これまでにない果実摂取のカタチを提案することで開拓し、国産果実生産の活性化につなげようというのが本プロジェクトの原点になります。


概要

仕入先農家・販路の開拓、そして販売が主な活動になります。
現在は、青山国連大学前で毎週末開催されているファーマーズ・マーケットで国産果実の販売を行っています。
初回の11/21(土)の販売では、りんご(メンバーの実家より)、柿(茨城の果樹農家さんより)を扱いました。特別な栽培方法をしている果実ではありませんでしたが、産地直送販売ということもあり、味が評価されて完売させることができました。売上高13,250円、登録料・出店料4,000円、仕入れ値8,090円、雑費1,000円という結果でした。
次回の販売は、12/12、13(土・日)を予定しています。取扱商品は無農薬キウイ、石地みかん、無添加梅干、フェイジョア(小田原の農家さんより)、りんごの予定です。


ファーマーズ・マーケット


仕入、流通、販売を一貫して行うことが形になってきています。
次の需要開拓のためのステップとしては、若年層に国産果実の栄養面、農業面における価値を理解してもらい、果実を楽しみながら食べるきっかけをつくる「果実ワークショップ」(仮)の開催を大学生協の方々と検討中です。
内容としては、国産果実の現状、果実の選び方、果実の栄養、果実の料理方法などを通して果実の魅力を知ってもらった後に様々な果実料理で交流会をするというようなプログラム構成を考えています。


果実料理


今後とも、若年層が国産果実に対して抱いている割高感、皮むきが面倒くさい、買い物時にかさばる、味の当たり外れが多い、日持ちしない、などの課題を解決し、消費者が喜び、農家も喜ぶサイクルを構築するべく、チームROFは奮闘し続けます!!


チームメンバー

チームメンバー リーダー:中森(東農大)・小松(電通大)・藤原(東農大)・折出(産能大)・石田(東農大)・岩沢(東農大)・高橋(中央大)

第2回(12/12・13)第3回(12/19・20)販売報告

【概要】

マーケティング大作戦販売報告 今第回販売よりも種類・量を増やし、前回と同じファーマーズマーケット(国連大学前)で販売をおこなった。


【目的】

・どの果物がどれだけ売れるのかを把握し、お客さんとの接し方を学ぶ。
・仕入れから販売までの流れをつかむ。


【成果】

・2回の販売で、周りのお店の量や値段の影響を考えて、それぞれの果物をどれだけ売れるのかがわかった。
・お客さんとのやり取りで、果物の説明や勧め方がよくできるようになっていったのが感じ取れた。
・仕入れから販売、撤収までの流れにおいて、どれだけの時間、費用(ガソリン代、高速代など)が掛かるのかを把握することができた。


【課題と展望】

2回の販売を通して、どの果物がどれだけ売れるのかを把握できたので、すべて時間内に売り切れるような適切な量がある程度把握できた。また、お客さんにもっとたくさん買ってもらうために、説明やアピールをもっと上手になる必要があると感じた。
仕入れから販売までに道路の状態によって非常に時間がかかるので、かなりの余裕をもったスケジューリングが大切である。
今後は時期によって取り扱う果物が変わってくるので、管理や説明も考えていく必要がある。


マーケティング大作戦販売報告


【感想】

第2回から初めて販売に参加しましたが、本当に勉強になりました。お客さんがどのような位置づけでファーマーズマーケットを見ているのか、僕らが売っている果物についてどのような意見を持っているのかが、お客さんと接していて少しわかった気がしました。


ex.)
・無農薬に強いこだわりを示したのは青山という場所でさえ(市場という性質も考慮する必要があると思うが)一部のお客さんであるということ
・果実の種類によって、日本人の果実摂取の文化的背景が大きく売上にも影響していること


青山まで果物を運んでくるのも、渋滞や高速おり間違えなどでとても時間がかかりました。売り切れなかったものは自分たちで箱に入れて家まで持っていく必要があったので、最後の方は必死でした(笑)。
個人的に得られたものもたくさんあったのでこれを継続して、いろいろなお客さんや周りのお店の方たちと交流していきたいです。また、継続することによって仕入れ先の農家さんの所得が少しでも増えたらいいなと考えています。(小松)


私は仕入先の農家さんを探すところから参加しました。販売する前に農家さんと果物について話し合い、こだわりを肌で感じることができました。
そのこだわりを聞いたからこそ、販売するときに自信を持って顧客に説明できるんだと私は思います。これはマルシェという市場だからこそ出来た特別な経験だと感じました。これからはそういった経験を活かして、さらに持続性のある展開にしていけたらいいと思いました。(折出)


感想の大部分は小松・折出と同じなのですが、やはり、僕の中での一番の驚きは「同じ1ブース、同じ販売時間」にもかかわらず25キロだけを取り扱った11/21の売り上げと(25キロでも売り切るのに苦労した)合計300キロを扱った12/12、13、19、20の売り上げには非常に大きな差(約3倍)があったということです。
これは、取り扱う品目の数や量が販売促進に非常に大きく影響するということで、僕にとっては新鮮な発見でした(@_@) (中森)


マーケティング大作戦販売報告


【会計報告】

  11月 12月
  21日 12・13日 19・20日
りんご 10kg 20kg 20kg
みかん - 35kg 25kg
キウイ - 20kg -
10kg 20kg 80kg
フェイジョア - 30kg 40kg
うめぼし - 0.2kg 0.4kg
売上 \13,250 \64,400 \84,700
仕入 \8,090 \24,450 \18,000
出店・輸送費 \5,000 \11,000 \9,000
利益 \160 \28,950 \57,700

文責:小松・中森・折出